KANOE
夕暮れの路地に面した開いた戸口。暖かい光が石畳にこぼれ、脇のランタンが灯っている

エッセイコミュニティ運営

辞める人を、気まずくさせない

上半期に9名が退会しました。引き止めはしていません。出口を静かにしておくことが、残っている人にも効いているという話です。

退会の連絡が来ると、多くのコミュニティは理由を聞きます。改善のためだと説明されます。

うちは聞きません。聞かないと決めたのは、上半期の3人目のときでした。理由を尋ねたら、その人が実際より前向きな理由を作って答えているのが分かったからです。気を遣わせた時点で、こちらが受け取ったのは事実ではありません。

手続きは3日で終わる

退会の連絡は、フォーム1つで完結します。運営との面談はありません。

  • 人物ページは非公開にし、検索の索引からも同時に外す
  • 記事に残った本人の発言は、当人が消してほしいと言えば消す。言わなければ残す
  • 会員向けの連絡は当日中に止める

二つ目を「残す」を既定にしているのは、辞めた人の貢献まで消えると、在籍していることが貢献の条件になってしまうからです。

辞めますと言ったときに引き止められると、次に会ったとき目を合わせられなくなるんですよ。そこを気まずくしないのは、運営にしかできません。
鶴田 弘美(運営事務局)

上半期の退会9名のうち、3名は事業譲渡と廃業です。残りの6名は、単純に来られなくなった方でした。

そのうち2名から、7月に「また入りたい」と連絡が来ています。出口で説得されなかったから戻れた、と1人ははっきり書いていました。

出入りが自由な場は、続けている人にとって居心地が悪いのではないかと最初は思っていました。実際は逆で、辞められる場所にいる人は、辞めない理由を自分で持っています。

入会と退会の条件を先に読む

入るときの手順と、辞めるときの手順を同じページに並べています。

入会について読む