「話を聞きます」を仕事にしようとすると、最初に詰まるのは値付けです。相手からすれば、雑談との差が分からない。
笹部直さんは、その状態から抜けるのに2年かかったと言います。
インタビュー抜粋(3分18秒)
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笹部:最初の1年は、無料相談を月に20件くらい受けていました。全部本気でやっていたので、疲れてはいたんですけど、断る理由が自分の中になかったんです。
有料にすると決めたきっかけは。
笹部 紹介してくれた人に申し訳なくなったことです。無料だと、こちらの都合で日程を後ろにずらしてしまう。紹介した側の顔が立たないなと。
値段はどう決めましたか。
笹部 値段から決めなかったのがよかったと思います。先に「1回で終わらせる」と決めました。継続前提だと、こちらが引き延ばす動機を持ってしまうので。
引き受けないことは何ですか。
笹部 答えを出すことです。方向を決めるのは本人なので。うちがやるのは、本人が言葉にできていないものを、言葉にして返すところまで。そこを明記してから、問い合わせの質が変わりました。
「何でも聞きます」と書いていた頃がいちばん暇でした。引き受けない範囲を書いたら、逆に埋まったんです。
